犬のてんかんと診断された日【体験談・症状・対処法・後悔したこと】

てんかん【体験談】

はじめに

2025年3月、私の大切な愛犬、ゴールデンレトリバーの「ミニ」が「てんかん」と診断されました。犬にも「てんかん」という病気があることを全く知らなかった私は、突然の発作にパニック状態。適切な対応ができず、不安で眠れない日々が続きました。

その後、病院を何件も回ったり、ネットで情報を検索したり、同じような経験を持つ飼い主さんに話を聞いたり、とにかく不安を拭おうと必死に情報を集めました。しかし、今思うと、こういった私の不安が「ミニ」にも伝達し、その後頻繁した発作の原因になっていたかもしれません。

実際に発作を起こしている犬は、飼い主以上に不安です。飼い主が落ち着いて、少しでもてんかんの精神的原因を取り除いてあげる必要があります。

そこで、この記事では、

・初めての発作から診断までの流れ

・獣医さんから聞いたこと

・気持ちの整理をつけた過程

・こうしておけば良かったと感じた点

などをまとめます。

初めて犬がてんかんと診断され同じように不安な気持ちを持つ飼い主さんの参考になれば幸いです。


1. 初めて発作が起きた日のこと

発作が起きたのはお昼の14時頃、ミニはいつものように寝ていたので安心してご飯の準備をしていました。すると突然「バタバタバタ…」と大きな音が聞こえ、急いで見るとミニが手足を震わせ、目を見開いていました。

パニックになった私は名前を呼び続けることしかできず、発作が何分続いたのか、どんな様子だったのかもほとんど記憶にありません。

後で知ったことなのですが、犬の発作中は、

  • 頭を打たないよう危険物を避ける
  • 途中で起こさず静かに見守る
  • 獣医に見せるための動画を撮る

ことが大切なんだそうです。私はパニックで何もできず、知識を持つことの重要性を痛感しました。


2.動物病院での診断と注意点

発作後すぐにミニを病院へ連れて行き、症状を説明しました。血液検査の結果、中毒症状は見られず、獣医さんから「おそらくてんかんだろう」と診断されました。動画があればより正確な診断が可能だそうです。

しかし、てんかんの原因を特定するのは難しく、詳しい検査をしてもわからないことも多いそう。また、1回きりで発作が起きない犬もいるため、まずは様子を見ることに。注射を打ってもらい、薬はもらわずに帰宅しました。

しかし、その夜、また発作が2回起きてしまったのです。夜中だったのでどうすることもできず、病院があく時間まで不安でいっぱいでした。

発作が1回きりで済むなら薬を飲まない方が良いですが、夜中に発作が起きる可能性も考えると、一応薬をもらっておけば安心だったなと思った出来事でした。


3. 診断を受けてからの流れと大変だったこと

診断後は、

  • 大きな病院で検査をするかどうか
  • 薬の量や種類の選択

など、多くの判断を迫られました。ネット上には様々な情報があふれているし、獣医さんによって見解も様々、どうしていいかわからず戸惑う日々でした。

その後の病院選びや薬が合うまでの期間はとても紆余曲折ありましたが、やっと今は少し落ち着いてきました。またその期間の詳細については次に記事でまとめます!

病院や薬のことは情報を調べたり、獣医さんに相談したりして決めなければなりません。私が個人的に大変だったことは気持ちの整理をつけるという点でした。発作中の光景がトラウマで、少しの物音でもビクビクして、すぐにミニのもとに様子を見に行ってしまっていました。

発作後の数日間は犬もソワソワしています。今思えば、せっかくやっとのことで落ち着いて寝ているミニを、起こしてしまっていたなと気づきました。


4. 気持ちの整理の付け方

犬を落ち着かせるためには、飼い主も落ち着く必要があります。しかし、実際経験したからこそわかりますが、とても難しいですよね。

そこで、どのとき私を救ってくれた言葉を紹介します

・「てんかんの発作中に死ぬことはほぼない」

・「うまく付き合える病気です」

・「同じマンションのゴールデンもてんかんだけど14歳まで生きてるよ」

私は不安な時に何度もこの言葉たちを思い浮かべながら、気持ちを落ち着かせていました。


5. こうしておけば良かったと感じたこと

私の経験から、以下の点を実践すると安心です:

  • 発作中は犬が頭を打たないように周囲の危険物を避け、静かに見守る
  • 犬が完全に起きるまで声をかけない
  • 獣医さんに見せるための動画を撮る
  • 一応薬をもらっておく
  • 飼い主が落ち着いてドンと構え、犬を安心させてあげる

6. 同じ悩みを持つ飼い主さんへ

犬のてんかんは珍しい病気ではありません。でも、初めはパニックで不安で、どうしたら良いかわからないですよね。

大切なのは、

  • 飼い主が落ち着くこと
  • 発作の記録をつけること
  • 獣医さんと密に連携すること

一人で抱え込まず、周囲に相談したり、同じ経験をした人の体験談を読んだりすることで少しは心が楽になることもあります。

慣れるまではしんどい日々が続くと思いますが、薬が合わさっていけば発作の間隔は広がっていきます。ミニもまだ発作が起きてしまうことはありますが、だいぶ落ち着いた日々を過ごせるようになってきました。

病院選びや薬の調整、大きい検査をするかしないかを決めた過程はまた別の記事で詳しくまとめます。

この記事が少しでも、同じように犬のてんかんと向き合う飼い主さんの助けになれば幸いです。

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