てんかんを持つ犬にとって、**「安心して眠れること」**はとても重要です。
睡眠不足や環境の変化は、発作の引き金になることもあります。
この記事では、一般的な情報と、ミニのために行なっている工夫についてまとめました。
💤 犬にとっての「睡眠」は体と心の回復時間
犬の平均的な睡眠時間は、
- 成犬:約12〜15時間
- 子犬やシニア犬:約18時間前後
といわれています。
犬は人間のように夜にまとめて眠るのではなく、「浅い眠り」を何度も繰り返すタイプ。
特にてんかん犬の場合、脳の興奮を抑えるためにも十分な睡眠が不可欠です。
寝不足が続くと発作のリスクが上がる可能性があるため、「眠れる環境を保つこと」そのものが発作予防にもつながります。
🏡 てんかん犬のための環境づくりポイント
① 静かで安心できる寝場所を用意する
犬は人間よりも音に敏感です。
テレビの音や人の声、インターホンの音が気にならない、静かで落ち着いた場所にベッドを置きましょう。
特にてんかん犬は、突然の音や刺激で驚くと発作を誘発することもあるため、
「リビングの隅」や「人の通りが少ない一角」などが理想です。
② 温度・湿度・光を調整する
室温は25℃前後、湿度は40〜60%を目安に保つと快適です。
夏は熱中症を防ぐためにエアコンや扇風機を活用し、冬は毛布などで保温を。
ただし、電源コードや硬い器具は発作時の危険を避けるため、犬の近くに置かないようにしましょう。
また、夜は部屋を少し暗くしてあげることで、自然な睡眠リズムを保ちやすくなります。
③ 滑りにくい床・柔らかい寝床を
てんかん犬は、発作時に体を硬直させて転倒することがあります。
そのため、床には滑りにくいマットを敷き、角のない家具を配置することが大切です。
ベッドは少し囲いのあるタイプを選ぶと安心感が増します。
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体験談
🌞 ミニとの生活で意識している2つの工夫
うちのミニはお留守番が苦手で、私が出かけるとソワソワして落ち着かないタイプです。
その影響で昼間にしっかり眠れない時期がありました。
そんなときに始めたのが、**「朝の長めの散歩」**です。
🐕🦺 1. 朝にしっかり運動して昼の安眠をサポート
朝の散歩で体を動かすことで、エネルギーをほどよく発散でき、昼はぐっすり眠るようになりました。

私が帰ってきても起きないほどです(笑)
気持ちよさそうに寝息を立てる姿を見ると、「今日も安心して眠れているんだな」とホッとします。
お留守番の時間も、以前より落ち着いて過ごせるようになりました。
「しっかり眠れている=発作の少ない日が増える」ことを実感しています。
❄️ 2. 夏は体温管理を意識して快眠をサポート
また、もう一つ気をつけているのは体温管理です。ミニは暑さがとても苦手で、暑い日は中々寝付けないこともあります。そういう時は、寝る前に身体を軽く冷やしてあげています。
冷却マットや保冷剤で首元や脇を冷やすだけでも、息が落ち着いて眠りが深くなります。
体が熱を持ったままだと浅い眠りになりがちなので、寝る前の温度調整にも気をつけてあげましょう。
⚠️ 睡眠トラブルが続く場合は獣医師へ
もし次のような変化が見られる場合は、早めに獣医師に相談しましょう。
- 以前より睡眠時間が極端に短く、なかなか寝てくれない
- 寝ていてもピクピク動いたり、体を震わせることが多い
睡眠の変化は、てんかんのコントロール状況を知る大切なサインです。
実際に、ミニの場合、このような変化が見られ始めて数日後に発作が起きることが多いです。
🌙 まとめ|「眠れる安心」が、発作の少ない日常をつくる
てんかんを持つ犬にとって、「十分な睡眠」と「安心できる環境」は、発作の少ない穏やかな日々を送るために欠かせません。
うちのミニの場合も、朝の散歩と体温管理、この2つを意識するようになってから、以前よりリズムが安定してきました。
また、睡眠の状態は、発作のバロメーターにもなります
愛犬がぐっすりと寝られる環境づくりを心がけていきましょう!

